毎年7月から8月にかけて、熱中症で救急搬送される人が急増します。
平成25年に東京消防庁管内で熱中症で救急搬送された人は4,463人(暫定値)。
前年より972人増えています。中でも65歳以の高齢者の割合が4割以上を占め、
そのうち半分以上が入院が必要な中等症以上と診断されています。
室温や気温が高い中での作業や運動により、体内の水分や塩分などのバランスが崩れ、体温の調節機能が破たんするなどして、体温上昇、めまい、ひどいときにはけいれんや意識障害など、様々な症状を引き起こす病気です。。
校庭で吹奏楽部員6名が演奏後に体調不良を訴えったため、
救急車を要請した。
(7月 気温28.4℃ 湿度 59%)
⇒指導者等は、計画的に休憩させたり、体調の変化を見逃さないようにしましょう。
窓を閉め切った自宅で倒れていたところを弟が発見し、救急車を要請した。
(7月 気温34.0℃ 湿度47%)
⇒高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくくなるため、自覚症状がないまま熱中症になる危険があります。